多くの人は基本的に仕事にしばられています。
出社する時間が決まっていて、退勤時間は形だけ。同じ場所で、同じ人と、同じように、同じような仕事をして働き続けることに…。
そんな生活が40年以上続くと考えると恐ろしいですね。
働きはじめたばかりならまだいいでしょう。
何もかもが目新しく、覚えることも多い。時間が過ぎるのも早いです。
しかし入社半年もたつと、じき仕事にも、人間関係にもある程度慣れてしまいます。
よく言えば順応。悪く言えば惰性。
ストレスの多い仕事だったとしても、多くの人は文句を言いながらも折り合いをつけるものなのでしょう。そのことが良いか悪いかは別問題として。
しかし、ただ唯一耐えられないことがあります。それは徐々に長くなる勤務時間です。
残業が増えなくても、勤務時間は増えます。
なぜか?
それは「時間がたつのが遅く感じるようになる」ということです。
新卒なら今の時期は入社半年を過ぎ、仕事にも慣れてきたことでしょう。
きつくてすでに転職を考えていますか?
それとも毎日定時に帰れていますか?
しかしどちらの人も、良く考えてみてください。
時間がたつの、遅くなってませんか?
伸縮する時間

「学校の授業は短いのに、休みの日はあっという間」
「夏休みなんてすぐ終わっちゃう」
子ども時代、誰でも一度はそんなふうに感じたことがあるはずです。
人間は楽しいことは時間が短く、嫌いなもの、退屈なときは時間が長く感じるものです。
大人になると目新しいもの、楽しいことが減っていきます。
これもある意味順応(惰性?)ですね。。
しかし年を取るにつれて一年がやけに早くすぎるようになった気がしませんか?
年を取るにつれて一年が早くなるのには実は理由があって、それは身体の代謝のサイクルが遅くなることが原因です。
子どものころのサイクルが早かったときのことを体は覚えていて、「あれ?まだサイクルの途中なのに一年たってる…」といった身体と感覚のずれが起きます。
そのためいつの間に一年が過ぎてしまうのです。
ちなみにこのサイクルは年々遅くなるため、年を取るほど一年が早く感じます。
つまり、今仕事の時間が長くなったな、と感じているということは
「一日の仕事の時間はめっちゃ長いのに、年を取るのはめっちゃ早い」
という状況に陥る可能性が極めて高い、ということなのです。。
時間を感覚的に短くすることはできる
さきほど楽しい時間は早く、退屈だと遅い、というお話をしました。
子どもだけでなく、大人にも当てはまることです。
なので、仕事を楽しめば一日はすぐに終わります。
みなさん、仕事を楽しみましょう!
はい、無理ですね。
そもそもどんな仕事にも楽しくない面はあるはずです。
その楽しくない時間をどうやってできるだけ短く「感じるか」
そのテクニックをご紹介します。
青色で時間を半減

浦島太郎は竜宮城に行き、帰って玉手箱を開けたらお爺さんになってしまいました。
彼が年を取ったのは玉手箱のせい?違いました。竜宮城で考えているより長い時間過ごしたのがそもそもの原因です。
ちなみにこの童話の教訓って何なのでしょう?
いじめられている亀を助け「お礼に」と連れていかれた竜宮城で人生のほとんどを使うことになってしまう…
僕は小さいころ「おいおい亀よ…ちょっとひどくない?」と思ったのですが。
見返りが大きいときには注意した方がいい、ということでしょうかね?
なぜ浦島太郎はそんなにも長く竜宮城で過ごしてしまったか?
人は暖色に囲まれていると時間を長く、寒色に囲まれていると時間を短く感じます。
実験でも検証されていて、工場など単調な作業を行う場所の壁色には寒色系が導入されているのです。
逆にファーストフードやチェーン店では暖色系を使用し、時間の経過を長く感じさせて回転率を上げています。
多くのオフィスワーカーは自分で働く場所を選ぶことができないと思います。
でも、自分の机の上に置くものくらいなら、自由になりますよね?
時計や電卓などの小物や、本や資料、ファイルなどの必要書類もできるだけ寒色系のものを選びましょう。
暖色系のものを使っているなら買い替えるか、カバーをかけ、できるだけ身の回りのものを寒色系に統一すれば、決まり切った作業の時間を感覚的に短くすることができます。
実際の時間を短縮することはなかなかできません。だからこそ少しの工夫でストレスを軽減するよう、意識してみてはいかがでしょうか?
HarukaMaeda
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