【フリーランスって?】フリーランスと派遣の違い

1990年代の後半から、インターネットが発展・浸透し始めてから「フリーランス」という言葉が日本でも知られるようになりました。
しかし、「フリーランスとは何ですか?」と問われると、その意味をしっかりと説明できる人は少ないのではないでしょうか。
本記事では、フリーランスとは何か?派遣とは何が違うのかを解説していきます。
フリーランスの意味と定義
それでは、まずフリーランスとは何を意味するのかみていきましょう。
フリーランスとは、組織や団体に所属することなく、単発の仕事ごとに契約を結ぶ働き方をする人のことを言います。
職種としては、プログラマーやカメラマン、ライターなど、個人のスキルをいかした仕事が多いです。
また、定義としては、「組織や団体に所属せず個人で仕事を請け負い、依頼ごとに求められるスキルやコンテンツを提供することで、報酬を得る契約形態のこと」となります。
この「企業や団体に所属していない」ということが、「副業」や「派遣」といった働き方とは異なる点だと言えるでしょう。
つまりフリーランスとは、独立した事業者として企業と業務委託契約を結んで、自分のスキルや知識をいかし、自由に仕事を行っている人のことを言うのです。
フリーランスが人気を集める背景と理由
近年、フリーランスとしての働き方が人気を集めています。その理由は一体、何なのでしょうか。
理由としては様々なことが考えられます。例えば、企業が副業を解禁したことにより、独立した働き方のイメージがしやすくなったことやフリーランス向けの案件が増加してきたこと、企業とフリーランスのマッチングを行うエージェントやプラットフォームの増加、自由度の高い働き方に対する憧れなどがあるのではないでしょうか。
ここでは、今、フリーランスが人気を集めている背景と理由について解説していきます。
フリーランスという言葉をよく耳にするようになってきた時代背景
フリーランスという言葉が浸透する以前、フリーランスで働いている人のことは「個人事業主」と呼んでいました。1990年代後半に入ると、日本においてもインターネットの急速な浸透が起こり、海外の情報に接する機会が増えていきます。その頃から、個人事業主に代わって「フリーランス」という言葉が使われだしました。
更に、日本における働き方の変化も、フリーランスという言葉が浸透する後押しをしています。終身雇用制度や年金制度の崩壊にともない、正社員として定年まで働くというよりは、個人の能力やスキルをいかしたり、ライフスタイルに合わせた働き方を希望する人が多くなったのも背景のひとつと言えるでしょう。
フリーランスが人気の理由
現在、フリーランスの案件やマッチングプラットフォームが増加したことが人気の理由の一因ではあります。しかし、フリーランスという言葉が浸透した時代背景の話題でも触れたように、働き方に対する意識が大きく変化してきたことが、フリーランスが人気となっている大きな理由と言えます。
企業や団体に所属している場合、時間を自由に使って仕事をする訳にはいきません。また、職場での人間関係のストレスも避けて通ることができないのが当然でしょう。
その点、フリーランスとして働く場合、時間を自由に使うこともできますし、基本的に人間関係のストレスを感じることは無いと言えます。また、自分のスキルや能力をいかすことができるので、何歳までも働くことが可能な点も、フリーランスが人気の理由でしょう。
フリーランスの働き方の特徴
フリーランスの働き方の特徴としては、自分自身で働き方を決められるという点があります。働く時間帯も、日数も自分で決めることができるので、自分のライフスタイルに合わせて仕事をすることが可能です。
しかし、組織や団体に所属している訳ではないため、仕事を自分自身で取ってくる必要があります。
このように、フリーランスの働き方は自由度が高い分、自ら動いて仕事を確保しなくてはなりません。そこで、以下にフリーランスで働いている方が、仕事や案件を獲得しているサイトをご紹介しておきます。これからフリーランスとして働こうと思っている人や、仕事の合間にまずは副業から始めようと思っている人は、参考にしてみてください。
クラウドソーシング型のマッチングサイト
【フリーランス・副業】仕事に関する8個の疑問
派遣の働き方の特徴
フリーランスの働き方と混同されてしまうのが、派遣の働き方でしょう。その違いはどこにあるのでしょうか。
まず、派遣社員として働く場合、派遣会社と雇用契約を結ぶことになります。
そして、派遣された企業で勤務することになりますので、就業時間や業務内容も派遣先の企業によって決まっています。
このように見てみると、派遣社員としての働き方は、フリーランスの働き方とは異なることがお分かりいただけたでしょう。
確かに、派遣社員として働く場合、正社員として働く際と比べれば時間の融通がきいたり、仕事を選ぶことができます。
フリーランスの働き方とは、組織や団体に所属する点や働く時間が決まっているなどの点において、異なっています。
ライフスタイルが自由になる
フリーランスの働き方は、どこの組織や団体にも属さないため、自分自身のライフスタイルにあわせて仕事を決めたり、必要な時に働くことができるなど、メリットが多いように思われます。
しかし、どこの組織や団体にも属していない分、自分自身で仕事を取ってくる必要があるなど、厳しい側面があるのも確かです。
それでも、フリーランスになれば、自分のスキルや才能に合った仕事をすることができ、様々なストレスから開放されるという精神的なメリットもあります。
また、スキルや才能を使って、好きなだけ働けるため、報酬を多くもらえる可能性があるという点も、フリーランスの魅力でもあります。
皆さんも、どちらが自分にとって合っているのかを真剣に考えて、新しい働き方を考えてみてください。
yuri ito
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