【初心者必見】WebマーケティングとWeb広告の種類と始め方

皆さんは「広告」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

新聞や雑誌の広告やテレビ、ラジオで流れるCMなどを思い浮かべる方もいるかもしれません。

しかし、現在、これらマスコミ4媒体の広告よりも注目を浴びているのが「Web広告」です。

今まさに注目を集めているWeb広告には、どのような種類があるのかを解説していきましょう。

WebマーケティングとWeb広告

Web広告と似たような言葉として、Webマーケティングがあります。同じ様な意味として混同されている方もいらっしゃるかもしれません。

実際のところは、Web広告はWebマーケティングの施策の中の一つです。つまり、Webサイトなどを利用して集客や、商品・サービスを売りやすくする仕組みのことを「Webマーケティング」と言い、その仕組みを作り上げる施策の一つが「Web広告」になります。

スマートフォンやタブレット端末が広く普及した現在、皆さんも各種SNSや検索エンジン、Webサイトなどで広告を目にしない日はないのではないでしょうか。

Web広告には数多くの種類があるので、それらの種類や特徴を理解しておくことをおすすめします。その理由は、Web広告の種類や特徴を知っておけば適切なタイミングで、適切な広告を選択して出すことができるからです。

 Web広告のメリット

それでは、Web広告を利用するメリットは何でしょうか。

 

大きなメリットとしては、マスメディアに広告を出すよりも料金が抑えられるだけでなく、細かくターゲットを絞り込んで広告を出すことにより費用対効果を高めることが可能です

他にも、分析ツールを利用することで、細かなデータを取り効果測定が行えますし、その分析をもとに課題を見つけ出し、広告を柔軟に変更したり停止をすることができるなどのメリットがあります。

 Web広告の種類

Web広告には13種類の施策があり、それぞれに特徴があります。

これらのWeb広告は、ターゲット層を絞り込んで出すことで効果的に働くことになります。

つまり、ユーザーの関心度に応じて行うことが重要なのです。

ユーザーのターゲット層には、「低関心者層」、「潜在層」、「準顕在層」、「顕在層」、「顧客層(明確層)」の5つがあります。これらの層に応じて13種類あるWeb広告の中から適したものを選んで施策を行うことが重要になります。

ここでは、どのWeb広告が、どのターゲット層に有効かもあわせてWeb広告の種類を解説していきます。

1.リスティング広告

リスティング広告とは、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンの検索結果ページに表示される広告のことです。検索結果ページの上下に表示され、「広告」というマークがつけられているものが該当します。

ユーザーが検索したキーワードに関連のある広告が表示される(検索連動型)ため、表示された広告の内容に関心が高いユーザーである「顕在層」に効果的です。

逆に言えば、広告を出す側が選定したキーワードで検索を行わない「潜在層」や「低関心者層」には効果が薄いと言えるでしょう。

2.アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)を通じてアフィリエイター(サイト運営者)の運営するサイトなどに掲載してもらう広告です。

広告を掲載したサイトを経由してユーザーが購入した場合など、設定された成果(コンバージョン)を達成した際に報酬が支払われます。

成果を達成することで広告費が発生するので、費用対効果が高いことがメリットです。

様々なサイトに掲載されるため、ユーザーの目にとまる機会が多く、「低関心者層」や「顕在層」へアプローチが可能なので、商品やサービスの認知拡大に大きな効果が期待できます。

3.ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とはWebサイトやアプリ上にある広告枠に表示される画像や動画、テキスト広告のことを指し、上記の「リスティング広告」の一部に含まれます。

広告を見たユーザーが、思わずクリックしたくなるようなクリエイティブな広告を出すことで、より効果を高めることが可能です。

ディスプレイ広告は、年齢や性別、Webの閲覧履歴などからターゲット層を絞り込むことができるため、「潜在層」から「顧客層」まで幅広くアピールすることができます。

4.アドネットワーク広告

アドネットワーク広告とは、たくさんのサイトが集約され、ある程度の規模を持った「広告配信ネットワーク」を構築し、そのネットワークを通じて、複数のWebサイトに広告を配信する施策のことです。

アドネットワーク広告のメリットとしては、広告を出す際の前後の業務を任せることによる業務効率化と、効果測定データをまとめて確認できるため、分析がしやすい点にあります。

ディスプレイ広告同様、様々なサイトに広告が出せるので、「潜在層」~「顕在層」まで幅広いユーザーに対して商品やサービスを訴求することが可能です。

5.リターゲティング広告

リターゲティング広告とは、過去にサイトを訪問したことがあるユーザーを対象に広告を表示させる施策を言います。

頻繁に検索したり、一度購入したことがある商品の広告が表示されたことがあると思いますが、これがリターゲティング広告に該当します。

商品やサービスに関心のあるユーザーに対してアピールすることができるメリットがある一方で、同じユーザーに対して広告を表示するので、「しつこい」という不快感を与える可能性も考えられます。

上記のメリットから、「顕在層」や「顧客層」に該当するユーザーに対して訴求が可能です。

6.純広告

純広告とは、特定の媒体(Webサイトなど)上に設けられた広告枠を買い取り、一定期間掲載される広告のことです。形式としては、画像や動画、テキストなどがあり「バナー広告」とも呼ばれています。

一定期間、固定で掲載されるので多くの人に見てもらえるというメリットがあります。

しかし、費用は効果の有無にかかわらず発生しますし、掲載される場所によって単価が異なり、よく目につく場所ほど高価です。

一定期間掲載されるため、商品やサービスに関心が薄い「低関心者層」や「潜在層」に向けて訴求することができます。

7.記事広告

記事広告とは、Webサイト上にPR記事を掲載してもらう施策です。広告主とメディアが連携して広告記事を作成、掲載することになるため「タイアップ広告」とも呼ばれます。

メディアの知名度や信頼性を利用することで、商品やサービスをPRできるためユーザーの信頼感を獲得しやすいメリットがあります。

その反面、広告主とメディアとの綿密な連携や記事作成に時間がかかる点がデメリットと言えるでしょう。

記事という形式のため、文章による訴求力の高い内容が特徴になり、「低関心者層」や「潜在層」へアピールができます。

8.ネイティブ広告

ネイティブ広告とは、ディスプレイ広告の中の一つで、Webサイトなどの記事やコンテンツのような形で表示される広告のことです。

記事やコンテンツと同じように見えるため、ユーザーに対して、広告が表示されるわずらわしさを感じさせずに訴求ができます。

ネイティブ広告には、「インフィード広告」や「レコメンドウィジェット型広告」、上述の「記事広告」、「プロモートリスティング型広告」があります。

掲載メディアの選択が可能ですので、興味や関心を持ってもらいたい「潜在層」のユーザーに対して効果的です。

9.SNS広告

SNS広告とは、FacebookやTwitter、Instagram、LINEなどのSNS(ソーシャルネットワークングサービス)上で配信されている広告の事を言います。

個人情報(年齢や性別、誰をフォローしているかなど)を集めることが容易であったり、興味や関心があることが分かりやすいので、精度の高いターゲティングを行うことができます。

広告を配信するSNSによってユーザーの層が異なるので、ターゲットや目的によって使い分けることで、あらゆる層に対してアプローチすることが可能です。

10.動画広告・YouTube広告

動画広告とは、その名前の通り、動画によって商品やサービスをPRする広告のことです。

現在、動画広告はその市場規模を拡大しており、注目のWeb広告の手法となっています。

動画広告の掲載先は、「YouTube」などの動画配信サービスの他、「Twitter」や「Instagram」といったSNSや「Yahoo!Japan」などのポータルサイトなどがあります。

動画広告は、一度に伝えられる情報量が多く、視覚的・聴覚的にアプローチできるため、興味や関心のない「低関心者層」や「潜在層」に対して効果的です。

11.リワード広告

リワード広告とは、広告主が広告を通じて、成果(コンバージョン)として設定した行動を行ったユーザーに対して報酬が支払われる広告です。

広告主からメディアに報酬が支払われる点は、他のWeb広告と同じなのですが、ユーザーに対しても報酬が支払われる点に特徴があります。

短期間で知名度を上げたり、ブランディングを目的とした施策やアプリの利用者を増やすために利用されます。

多くの人の目に触れるため、「潜在層」から「顕在層」への効果が高いと言えるでしょう。

13.メール広告

メール広告とは、その名前が表す通り、電子メールで配信する広告です。

メール広告は大きく2種類に分けられ、メールマガジンの上部や下部に広告文やリンクが掲載されるものと、広告メールとしてメール全体が広告となっているものがあります。

特定のメールマガジンに登録をしているユーザーは多くの場合、同じようなニーズを持っていると考えられるため、大きな効果が期待できる施策です。

メールマガジンに登録しているなど、ニーズの見当がつくことが多いので「顕在層」に対してアプローチするのに有効と言えます。

Web広告運用を学べるおすすめサイト

Web広告運用を学ぶ方法はいくつかありますが、独学で学ぶのは難しいと言えます。なぜなら、Web広告を学ぶには実際に広告媒体を運用することで、様々な課題を見つけることができるからです。

その観点から、Web広告運用を学ぶ場合には、スクールを選択することがおすすめです。以下に3つのスクールをご紹介します。ご自身で確認の上、受講してみるのはいかがでしょうか。

①デジプロ

https://degipro.com/?fmcs=fm.69a90c6e2537584a206e0b0a9b84dcb2

累計受講者数No.1のWebマーケティングスクールで、実践的なWeb広告運用が学べます。

②マケキャンbyDMM.com

https://makecam.web-camp.io/?argument=wMX4ihl0&dmai=a5f6dc2c9cf7fb&utm_source=afi-b&utm_medium=affiliate&utm_campaign=DMC_Both_afi-b_affiliate_20200520&fil=%7B%22pr%22%3A%7B%22e11895a%22%3A%7B%22clk%22%3A%22230b97f83525e568396a073b84456fac%22%2C%22ym%22%3A%22202204%22%7D%7D%7D&guid=ON

他業種や未経験からの転職に実績があり、Webマーケティングの中でもWeb広告運用を学べるコースが用意されています。

③TechAcademy

https://techacademy.jp/course/webmarketing?utm_source=a8&utm_medium=affiliate&utm_campaign=textad&a8=OZ2qUZfm4ktH2G2v2B3T8HelleY.tdPiNBtZulvAl_pm4k2ZPkDV-k2m3lLTMTD3W_olvN29WZ2qCs00000016188001

完全オンライン学習が可能な上、他のスクールに比べて安価であるためコスパが高いことが特徴です。

まとめ

Web広告の広告費用は、今やマスメディアへの広告費用を超えるようになり、規模を拡大してきています。コロナ禍によって家にこもることが多くなったことも要因と言えますが、スマートフォンやタブレット端末が普及した現在、更にその規模を拡大していくことが予想されます。

その市場規模の拡大のスピードに対して、Web広告運用ができるマーケターの数は少ないのが現状です。このような状況の今こそ、Web広告の運用方法を学んでチャンスをつかんでみてはいかがでしょうか。

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