Webの仕事をしたいのであれば、2020年は「テクノロジーに投資」するべき

Webの仕事をしたいのであれば、
2020年はズバリ「テクノロジーに投資」した方がいいと思います。
というのも、2020年は時代が大きく変わるからです。
「テクノロジーに投資する」というのは、ただテクノロジーにお金を投げたり、
テックベンチャーに投資したりするというわけではありません。
テクノロジーを学ぶことに投資した方がいいということを言いたいです。
テクノロジーは常に生活の中で進化をしています。
今と昔を比較するとわかりますが、みなさんが当たり前に持っているスマートフォン。
昔はありえませんでした。
携帯電話は一家に一台なんて時代もありました。
今、私たちがスマートフォンを当たり前のように使用できるのは、
フィンテック(ファイナンシャルテクノロジー)の進歩、
さらには、通信機器や半導体などのテクノロジーの進歩などの理由があげられます。
テクノロジーはなにも、機械工学だけの話ではなく、
フィンテックのような金融に紐づいているテクノロジーのことも指します。
もちろん、普段私たちが使用しているフォトショップなどの加工ツールもテクノロジーですし、
GoogleやYahooなどの検索エンジンもテクノロジーです。
そもそも、PCで仕事をする時点でテクノロジーに触れています。
PCが高速でレンダリングをするのももちろんテクノロジーの進歩です。
生活の中で常に使用しているテクノロジーに気づくことは今後Webの仕事をする上で、
もっとも重要なことではないでしょうか?
僕が不思議に思う、Webマーケターの無知さ
僕は常々、Webマーケターの無知さに驚かされます。
Webを使用して自社・顧客の集客を担う職業がWebマーケターです。
近年のWebマーケターで本質的な仕事をする人はかなり少なくなっている気がします。
専門的な仕事といえど、営業業務っぽくなってしまうのがWebマーケターです。
中にはWebディレクターという肩書きを持っていながら、
計測ツールも触れない、管理画面の使い方もわからない、コードもかけない。
なんて人をかなり見かけます。
ディレクター=命令をする仕事
と大きな勘違いをしている人も多いようですが、
ディレクション業務こそ、Webに関連するテクノロジーの知識が必要になってきます。
Webに関連するテクノロジーを学ばない人は2020年ではすでに生きていけない気がします。
本質的な知識がないと生きていけない理由とは?
みなさんは本質的な知識と聞くと、あまりピンとこないかもしれません。
僕がここでいう本質的な知識とは、「物事を動かす最低限の原理」ということです。
例えば、今この記事を読んでいる人は、「どうやってPCやスマホで記事を見れているのか?」を
考えた方がいいと思います。
PCやスマホにインターネットブラウザから画面を表示することをレンダリングと言います。
インターネットブラウザはPCやスマホに画面を表示するときに、
HTML(DOMツリー)とCSS(スタイルシート)に分かれて、
それぞれのファイルを読み込んで表示させます。
HTMLはWebサイトの骨組み、CSSはWebサイトの装飾と考えるとわかりやすいです。
割と初歩的なところです。
しかし、この仕組みを答えられたマーケターは僕は片手で数える程しか見たことがありません。
Webマーケター=インターネットにおける集客のプロ
そう考えると、レンダリングの仕組みすらもわからないのであれば、
本質的にWebマーケターと呼べるのでしょうか?
本質的な知識がないから本質的な成果が出ない=今後は食べていけない
上記で話した通りですが、本質的な知識がない人が
Web業界、もしくはテクノロジーを開発する業界に多いです。
エンジニア派遣の会社の部長でも、上記のレンダリングの仕組みを知らない人もいます。
ただ、部下に命令してああしろ、こうしろというだけの人ばかりという意味です。
時代背景もあるので完全に否定することはしませんが、
部長やプロジェクトを引っ張るリーダーの立場でいる人が
本質的な知識がないのであれば、サスティナブル(持続可能)な
成果(売上)を出すのは難しいでしょう。
参照元:はたしてこれはブログなのか?
上記のグラフは企業の存続率を表したものです。
20年以内には50%ほどの会社がなくなります。
10年で見ても30%ほどの会社がなくなります。
30%と聞いてそこまででもないと思うかもしれません。
しかし、今この瞬間にも10社中3社が倒産し、
その会社で雇用されていた社員の家庭が崩壊しています。
ぞっとしますよね。
ここでは、感情論は省略します。
10社中3社が倒産する理由は明白です。
先ほども言った通り、成果がサスティナブルではないからです。
本質的な知識がないと、見せかけの成果しか出せず、
本質的な成果に繋がらないことが原因で、年々赤字が膨れ上がり、
最終的に会社の継続ができなくなります。
営業でいうと、アポイントが月100件取れたとしても、
成約が月1件しかなければ恐らく赤字でしょう。(売ってるものによりますが)
広告でいえば、3000クリック出てるけども、CVは1件も上がらない状態。
プロセスの成果だけをよく見せて、
本質的な成果に目を向けない人が残念ながら増えています。
こういった人は今後の時代では生きていけません。
資本主義社会ですから、もちろん成果が出せた人間が生き残れる時代です。
生きていけない理由は上記のグラフで顕著に出ています。
一生見え方に気を使わないといけないため、サイクルから抜け出せない
例えば、本質的な知識がないうえで、案件を取ってきたとしましょう。
最初はうまいことを話せば良いですが、徐々に日が経つに連れて、
成果が出ない理由がどんどんあらわになってきます。
成果が出ない理由は本質的な所にあるにも関わらず、
本質的なものを見ようとしないため、
見え方にひたすらこだわり続けることになります。
見え方にこだわり続けることにより、
見え方だけに時間を使うようになります。
そうなると、最期。
本質的な知識に投資をする時間がなくなり、
最終的には足元が崩れます。
日本のバブル崩壊やリーマンショックなども、上記の例ですね。
サブプライムローンやモーゲージ債といった、
「見え方のいい商品」を大量に生産し、市場に流した結果、
足元が崩れ、恐慌に陥りましたね。
大企業すらも見え方にこだわっている時代です。
自分が勤めている会社、もしくは自分が経営している会社が
絶対にそうではないとは言い切れないかもしれません。
本質的な知識に投資することはテクノロジーに投資すること
結局は、本質的な知識がなければ、今後の時代は生きていけないということになります。
社会主義の国家であれば、誰かが頑張っても、誰かが頑張らなくても、結果は変わりませんですが、
資本主義であるからこそ、本質的なものが求められるのではないでしょうか?
実はビジネスやテックの裏側を見ると本質的なものが少ないように見えます。
検索エンジンや広告プラットフォームなどでも同じことがいえます。
まだまだ本質的ではないと僕は考えております。
検索エンジンで必要な情報を調べたい時には、
必ずアフィリエイト記事が上位表示されます。
アフィリエイト記事の中身を読むと内容が薄いものばかりで、
ユーザーライクではない気がします。(だいぶ良くなりましたが)
テクノロジーに投資することによりコンペティターがいなくなる
まだまだ、日本という国は本質的な部分を
サブスクやスキマで埋めているような気がします。
だからこそ、テクノロジー(モノの成立つ仕組・モノを作る仕組)に
たくさん投資することによってコンペティター(競争相手)がいなくなると
僕は思っています。
2020年には5Gの時代がきます。
一気に動画広告の時代がくるので、アフィリエイト記事は
時代遅れになるかもしれません。
2020年には東京オリンピックがあります。
情報の乱雑を抑えるため、国内の検索アルゴリズムに
規制が入る可能性もあります。
2020年はさらに自由に仕事をする人が増えます。
Webサービスの市場が崩壊して、
サービスの値がわからなくなります。
先ほども言いました。
テクノロジー(モノが成立つ仕組・モノを作る仕組)にフォーカスをすることで
コンペティターがいなくなります。
見え方、見せ方の時代は終わり、
本質的なテクノロジーが重宝をされる時代が
2020年から訪れようとしています。
5Gはその1歩ではないでしょうか?
まずは最低限、独学でいいのでテクノロジーを知ることから
はじめてみてはいかがでしょうか?
当メディアでもプログラミングについてのコラムを書いてます!
こちらも是非読んでいただけると幸いです。
それでは今回も読んでいただき、誠にありがとうございました!
ほしむらまひろ
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