【プログラミング】転職に役立つスキルや資格とは?

システムエンジニアを目指すためにプログラミングを学習しているけど「転職時に資格は必要なの?」と疑問に思いませんか?

プログラミングにも様々な資格があり「国家資格」「民間資格」と大きく分けて二種類の資格が存在します。

 

IT企業に転職する際に有利になる資格やスキルをご紹介します。

 

【プログラミング】転職に関する8個の疑問

転職に資格やスキルは必要なのか?

システムエンジニアやプログラマーはシステムの構築やソフトウェアをリリースなどの業務を行います。

業務をしっかりこなすことができれば評価される業界なので、資格が必ず必要なわけでもありません。

 

現役で活躍しているシステムエンジニアやプログラマーでも全員が資格を保有しているわけではなく、文系大学卒業後に現場で働いている方もいらっしゃいます。

元は営業職や販売員の方もIT業界に転職を成功させた方はいらっしゃいますが、資格を保有していなくても転職に成功しています。

あると有利だが必須ではない

資格を保有する必要があるわけではありませんが、転職時に資格を持っているとITスキルや知識を持っている証明になるので有利になります。

 

もし転職活動がうまくいかずに悩んでいる方であれば、作戦を変更し資格を保有してから転職活動する事をおすすめします。

資格を保有しているとスキルがある保証に

資格はプログラミングに関する知識だけでなく、ある程度のスキルを持っていなければ受かりません。

座学ができたとしても、プログラミングに関するスキルがなければ資格取得は難しいでしょう。

 

その為、資格を保有することで「知識」「スキル」を保有している証になります。

面接時にも十分話せる武器になるので 、取得して存する事はありません。

スキルを優先的に上げるべき理由

これまで資格取得について紹介していきましたが、資格を中心に勉強をするのは注意しておきましょう。

冒頭でも紹介しましたが、IT業界では実力が評価につながる世界です。会社によっては少し異なりますが、手を動かせないと評価に繋がりません。

 

第一にプログラミングのスキルを身に着ける事を忘れないように学習しましょう。

おすすめの国家資格

まず初めにおすすめの国家資格を紹介します。

  • ITパスポート
  • 基本情報技術者
  • 応用情報技術者
  • 情報セキュリティマネジメント
  • ネットワークスペシャリスト
  • エンベデッドシステムスペシャリスト
  • データベーススペシャリスト
  • システムアーキテクト
  • ITストラテジスト
  • ITサービスマネージャ
  • システム監査技術者

ITパスポート

対象 ITを活用する方におすすめの資格
内容 経営から実際の業務まで幅広い内容です。初めて資格を取得するのにおすすめな国家資格です。

大きく分けると三つに分けることができます。

  • ストラテジ系
  • マネジメント系
  • テクノロジ系

上記三つが試験内容となります。

ストラテジ系

ストラテジ系では「企業活動」「戦略マネジメント」「システム企画」などの内容が出てきます。

経営者目線や企業活動に関する問題がメインとなっており、個人情報保護法や知的財産権など、法律に関する内容も問われます。
また、新技術や開発、技術開発戦略の目線での問題も出題されます。

 

マネジメント系

マネジメント系では「開発技術」「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」に分かれます。

開発技術では「要件定義」「システム設計」「プログラミング」「テスト」「保守」など実際の実務に対して問題が出題されます。

プロジェクトマネジメントではチームをマネジメントする方法、サービスマネジメントではサービスを向上させる運用管理に関して出題されます。

 

テクノロジ系

テクノロジ系では「コンピュータに関する基礎倫理」「システム」「技術要素」に分かれています。

それぞれコンピュータの仕組みやシステムに関する内容、技術要素ではデータベース、ネットワーク、セキュリティなどの分野が出題されます。

基本情報技術者

対象 IT関連企業に属している方やこれからIT業界で働きたい方
内容 コンピュータやシステム~データベース、ネットワーク、セキュリティの基礎知識。開発段階や経営、マネジメント目線の知識も必須。

ITに関する知識やマネジメント分野まで幅広く問われる試験で、ITに関連する国家資格の中でも特に人気の資格です。

 

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構でもITエンジニアとしてキャリアをスタートする際に一番おすすめしています。

「C」「Java」「Python」「アセンブラ言語(CASLⅡ)」の内容が試験として出題されるため、数言語理解しておく必要があります。またデータベース言語も出題されます。

 

ITパスポートはITに関連する一般の方も対象とされていますが、基本情報技術者はよりシステムエンジニアやプログラマーに向けた試験です。

 

その為ITパスポートより深い内容が出題されます。

応用情報技術者

対象 基本情報技術者に受かっている方など
内容 基本情報技術者の上位の資格で、より深い内容

出題される範囲は基本情報技術者とあまり変わりませんが、より深い内容となっている為上位の資格とされています。

情報セキュリティマネジメント

対象 ネットワークのセキュリティ関連の企業で働く方など。
内容 セキュリティ分野に特化した試験

ITパスポートや基本情報技術者のように幅広い試験ではなく、セキュリティ面に関する問題のみ出題される国家資格です。

ネットワークエンジニアやサイバーセキュリティ関連の企業で、今後キャリアを形成したい方におすすめの試験です。

 

  • 情報セキュリティ管理
  • セキュリティ技術管理
  • 情報セキュリティ対策
  • セキュリティ実装技術

セキュリティに絞られている為比較的難易度は低いとされ、インフラエンジニア版の基本情報技術者ともいわれております。

ネットワークスペシャリスト

対象 ネットワークエンジニア、インフラ系のエンジニアを目指している方
内容 ネットワークエンジニアやインフラエンジニア向けの試験で、最も難易度の高い国家試験ともいわれております。

エンベデッドシステムスペシャリスト

対象 組み込み系のエンジニアを目指している方など。
内容 「IoT」「AI」「ビッグデータ」から「OS」「一部法律」「セキュリティ」など幅広い分野で出題される

エンベデッドシステムとは組み込みシステムの事を指し、家電などにシステムを組み込むことなどを指します。

車のカーナビにシステムを組み込んだり、ロケットエンジンにシステムを組み込んだりします。

  • 組込みシステムの概要
  • 設計・開発
  • ハードウェア・ソフトウェアの設計と製造
  • システム評価
  • 保守

今後自動運転やドローン、自動会計などでより多くの組み込みシステムが多くなると予測され、より高度な技術に欠かせない分野のエンジニアです。

組み込みでは他のエンジニアより深いコンピュータとシステムの理解を深めなくてはいけません。

データベーススペシャリスト

対象 データベース開発者、インフラエンジニアなどを目指している方
内容 データベースの知識を問われる試験

データベースに関する問題のみですが、ITに関連する国家資格の中でも特に難易度の高い試験です。

  • テクノロジ系
  • マネジメント系
  • ストラテジ系

この試験ではデータベース系の問題が占めており、設計に関する事やSQL文に関する問題も出題されます。

システムアーキテクト

対象 現役のエンジニアとして働いている方がさらに上を目指したい方など
内容 システム開発における上流工程に関する試験

システムアーキテクトとはシステムを開発する際に設計や分析など上流工程を行うベテランのエンジニアの事を指します。

  • 契約・合意
  • 企画
  • 要件定義
  • 開発
  • 運用

システムアーキテクトは現状のシステムを配慮しながらも新たなシステムを構築するため、要件定義や企画をすすめなくてはいけません。

それらに関する事が試験として出題されます。

ITストラテジスト

対象 高度IT人材
内容 ビジネスモデルや企業活動など情報技術を活用して最適化する為の戦略を制定、提案する為の内容

情報技術試験の中でも特に難易度の高い試験で、IT業界で高い階級にある方向けの試験です。

転職の為にこの資格を取得する方はいないと思いますが、今後キャリアを構築するうえで視野に入れておきましょう。

ITサービスマネージャ

対象 ITサービスマネージャー
内容 顧客のニーズをしっかりとらえ、ITの投資効果を最大限に上げる仕事です。

「テクノロジ系」「マネジメント系」「ストラテジ系」からも問題が出題される試験です。

またこれらも転職の為にこの資格を取得する方はいないと思いますが、今後キャリアを構築するうえで視野に入れておきましょう。

システム監査技術者

対象 監査法人のシステム監査業務を行いたい方
内容 情報システムを監査する際に必要な知識

システムの監査内容を報告し、今後起こりえるリスクを解決へと導くための業務を行います。

それにはシステムエンジニアとしての業務をこなせる事を前提に考えておく必要があります。

 

未経験から取得する必要はありませんが、今後監査の仕事を考えている方はこの資格取得を視野に入れておきましょう。

おすすめの民間資格

次におすすめの民間資格を紹介します。

  • Javaプログラミング能力認定試験
  • C言語プログラミング能力認定試験
  • オラクルマスター(ベンダー資格)

Javaプログラミング能力認定試験

運営組織 サーティファイ情報処理能力認定委員会
対象 未経験エンジニアなど
内容 Javaに関する基本知識

この資格を保有する事でJavaに関する基礎知識、オブジェクト指向思考に基づいたプログラムを構築できる証明となります。

  • 1級
  • 2級
  • 3級

上記のように三つに分かれており、1級が最も難易度の高い資格となっております。

3級の資格を保有しておくだけでも基礎ができる証明になるので、転職時に有利になります。

 

受験者数も民間資格の中でも特に多く、比較的評価されやすい資格となっております。

Javaはプログラミングの中でも特に幅広く普及している言語なので、受ける言語で困っている方はJavaプログラミング能力認定試験を検討するのもいいでしょう。

C言語プログラミング能力認定試験

運営組織 サーティファイ情報処理能力認定委員会
対象 未経験エンジニアなど
内容 C言語に関する基本知識

この資格を保有する事でC言語に関する基礎知識、C言語を用いたプログラムの記述が可能であることを証明できる資格です。

  • 1級
  • 2級
  • 3級

C言語プログラミング能力認定試験も難易度が三つに分かれており、1級が最も難易度の高い資格となります。

 

C言語もJavaと同じく全世界で利用されている言語なので、転職時に評価されやすい資格となっております。

C言語は金融システムやゲーム作成など幅広い分野で利用されている言語なので、需要の高い言語でもあります。

オラクルマスター(ベンダー資格)

運営組織 日本オラクル社
対象 未経験エンジニアなど
内容 データベースの管理・運用、SQLの知識

データベースに関する知識が問われますが、システム開発時にデータベースの存在は欠かせません。

オラクルデータベースを扱うSQL文も他のSQL文と似ていることから、この資格を保有することでデータベースの言語を扱える証明になります。

 

システムエンジニアやプログラマーはSQLを扱えるのがほぼ必須の言語なので、オラクルマスターも転職時に評価されやすいです。

オラクルマスターはベンダー資格ですが、ベンダー資格は製造や販売している企業が独自に扱っている資格となります。

あると有利になるプログラミングスキル

これからIT業界で働きたい方におすすめのプログラミングスキルを紹介します。

Java

多くのプログラミング研修で取り入られているJavaですが、JavaはどのOSでも動作することから多くのシステムで利用されている王道の言語です。

「組み込みのシステム」「アプリ」「業務システム」など幅広い場面で使用されていることから需要がとても高い言語とされています。

 

他の言語もJavaと構文が似ている事から、Javaをしっかり実装できるようになると他の言語でもソースコードを組めるようになります。

SQL

SQLはデータベースを扱う言語で、オラクルやSQL Serverなど様々な種類がありますが基本的な構文はほぼ同じです。

 

企業で稼働している多くのシステムはJavaなどのプログラミング言語を通してSQL文を実行するため、システムを構築する方はSQLが必須の言語です。

もう少し噛み砕いて説明すると、Javaの中にSQL文を混ぜて、データを管理するようなイメージです。

結論:プログラミングスキル向上を優先させよう

資格を保有していると転職時に有利になりますが、資格を取得するにはプログラミングスキルが必須になります。

仕事としてもプログラミングスキルは必要になるため、まず最初はプログラミングスキルを向上させるために学習を始めましょう。

 

【プログラミング】転職に関する8個の疑問

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