【今後のSEO対策】重視する点と、必要なスキル7選

昨今のSEO対策では、トレンドが大きく動き、一昔前のリンクをたくさん貼って順位をあげるSEO対策はもはや過去の産物となっております。もちろん外部リンク、内部リンクの最適化などは引き続き行った方が良いですが、重要度は若干下がりつつあります。昔流行っていたやり方でSEO対策をしようとしても、今のGoogleには通用しないどころか、ブラックハットになるパターンもあります。SEO対策は定期的にトレンドのチェックをしなければいけないという手間がありますが、今後のSEO対策でもっとも重視されるところは数十年基盤は変わらないと考えております。
今回は今後のSEO対策で重要な要素をご紹介していきます。

Googleの目的

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まず、SEO対策を行う以前の話になりますが、
皆さんはGoogleの目的をご存知でしょうか?
意見は様々ですが、大半はGoogleに対していい印象を持たないような回答をしておりました。

・「Googleはユーザーのデータを収集して、世界中を管理する」
・「Googleは全てを自分のサービス内で完結しようとしている」
・「人口知能が発達しすぎて、Webの仕事がなくなる」

など、マイナスなイメージを持つ人が多い印象でした。
しかし、上記の回答は当てはまらない以前に被害妄想のレベルになっています(笑)
Googleに対して、ネガティブな印象を持つ人が多いのはなぜでしょうか?

①Googleアルゴリズムが発達することにより、自分の仕事が奪われる可能性があるから
②そもそもAIにいい印象が持てない
③難しいことはわからないのでとりあえず批判しておけ

大半はこの3点だと考えております。
しかし、こういった不満を持つ方はあることに気づいていないです。
それは「Googleは統計学アルゴリズム」だということです。
というよりも、機械学習系は全て統計学から成り立っております。
そして統計学は人間が作り出すものです。
人間が作り出したものを人間のためになるように機械が学習をするのです。
つまりGoogleの目的とは、
「ユーザーにとって良い情報をいち早く提供する」
ということです。
Googleが世界を管理するという考えはSFの世界だけにしておいてください(笑)

ユーザーにとって良い情報をいち早く提供するSEO対策

ユーザーにとって良い情報をいち早く提供するSEO対策が今後の基盤となると推測しております。
これはどういうことか。
世界中、一人一人持っている情報が違います。
僕らとアフリカの方々では持っている情報が違いますよね?
10代と40代とでは持っている情報が違いますよね?
東京に住んでいる人と沖縄に住んでいる人とでは持っている情報は違いますよね?
そして私たちが持っている情報を世界中のどこかで欲しがっている人がいます。
ユーザーにとって良い情報提供とは、
Googleを使う全世界のどこかの誰かが必要としている情報を常に提供することとなります。
個人のブログで日常のことを書いても上位表示されるのは、
その人の個人の日常を世界中の誰かが、知りたい、参考にしたいと考えているからです。
「不要な情報などない」
これに限ります。
つまり、自分の知っている情報を細かく、わかりやすく発信するのが、
今後のSEO対策に必要な要素となります。

企業が行うコンテンツマーケティングの実態を知っていますか?

企業は常に自社サイトを上位表示したため、コンテンツマーケティングに多額の費用を使います。
コラムに監修者をつけたり、キーワードを細かく選定して、膨大な量の記事を短期間で更新します。
このやり方は自社サイトを上位表示させるために、効率がよく効果的です。
しかし、その情報はユーザーにとって、真に必要なコンテンツかと問います。
実際に色々な記事を読んでみてわかると思いますが、真に自分の体験に落とせる記事はあったでしょうか?
少なくても僕はあまりなかったです。
大体が用語集や座学向けのコンテンツで、実行のやり方までは記述がないコンテンツが多い印象です。
そのため、本当に困った時に役に立つのは企業のコンテンツより、
個人のブログで書いてある内容が多い気がします。
もちろん役に立つコンテンツもありますが、
個人のブログと企業のコラムだと大きく何が違うか。
「本人が書いているか、書いていないか」ということです。
企業のコンテンツマーケティングは実際に監修とライターで人が違います。
さらには、ライターはその内容に特化しているかといえば、していない人の方が多いです。
企画案を提示させられ、その企画案に沿って文章を量産するだけです。
こうなると、ユーザーにとって良いコンテンツのという概念があやふやになるのではないでしょうか?
逆に個人ブログでは自分の体験談を自分の言葉でリアルに書いているケースが多いです。
なので、後者の方がユーザーに伝わるのではないでしょうか?
僕が大好きなブロガーさんたちの記事は量産されているものではなく、
自分自身の言葉で書かれているものなので、実際の体験がイメージしやすく、
行動しやすいコンテンツといった印象です。
現状では、企業のコンテンツマーケティングの方が、上位表示されますが、
今後Googleの統計学アルゴリズムが発展すれば、
必ず、自分の言葉で書かれているものの方が
UX(ユーザーエクスペリエンス)に長けていると認識される時代が来ると考えております。

Googleはユーザーにとって良いコンテンツを提供するために自社内のサービスを充実させている

現在のSEOのトレンドで「構造化データマークアップ」というものがあります。
簡単にいえば、検索結果画面をリッチ化させてユーザーの視認性をあげるものや、
パンくずリストを検索エンジンにわかりやすい仕組みで設定し、
サイトの認識を深くするソースコードです。
この構造化データを使用することで、直接SEOには関係ないですが、
ユーザー体験の向上になるため、Googleが推奨している一つの要素です。
構造化データマークアップやGoogleマイビジネスを活用することにより、
Googleの検索結果画面で全てが完結することができます。
現在では検索結果の右側に表示されるナレッジパネルという欄で、
お店の予約やお見積りが完了します。
このことからもユーザー体験を向上させる動きがあります。
しかし、全て、Google内で完結するということは、
これからサイトが不要になるのでは?と疑問に思うかもしれません。
確かにサイトが不要になる可能性は無きにしも非ずです。
しかし、もし不要になるとしたら企業が大量生産するコンテンツでしょう。
「シェアリングエコノミー」の時代です。
シェアできるものに価値を置き、シェアできないものの価値は下がります。
つまり、情報をシェアするという面では、個人ブログの方が圧倒的に有利になります。
なので、今の段階では、自分のサイトが消滅するということは全く考えなくていいでしょう!

今後Webで稼ぐために身に着けるスキルとは?

今後Webはどんどん多様化していきます。
そのため、「全てを人並みにできるスキル」が必要となります。
専門家がいらなくなる時代です。
「SEO専門家」「リスティング広告専門家」「アドネットワーク専門家」などは
専門的知識は必要だと思いますが、それだけしかできないと、
今後の多様化する世界では生きていけません。
Webで稼ぐために身に着けるスキルとは、「自分を自分で発信できるスキル」です。
発信するためのWebサイト構築から、SNS運用、デザイン、SEO、広告運用まで、
全てが人並み程度にできるようになってください!!
Webで稼ぐ推奨7スキル
①ライティング:まずは自分の言葉で発信できるスキル
②WordPress:発信するものの基盤を作るスキル
③SEO対策:専門的でなくて良いので最低限Googleに認識されるスキル
④デザイン:がっつりjqueryを使って動きを出すとかはできなくていいので、最低限のHTML、CSS、さらにはバナー作成のスキル
⑤広告の知識:ユーザーの流入経路やCVまでのプロセスを覚えておきましょう!
⑥SNS運用:SNSは最高の発信ツールです。SNSの使い方を覚えましょう!
⑦発信できるものを作るための自己啓発

上記推奨7スキルがあれば、Webである程度稼げるようになります。
ここで大切なのはあくまで「自分の言葉でユーザーにとって良い情報を発信する」ということです。
むやみやたらにアフィリエイトを打つのではなく、まずは自分の言葉で発信しているサイトの構築から行ってみましょう!

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ほしむらまひろ

お絵かきマーケター。現代アーティスト/イラストレーター/Webマーケター/Webデザイナーとして活動中。純金先物販売→トレーダー→保険会社→広告代理店の経験を経て、某Web制作会社を設立。2021年にアートの道に転身。現在はWebマーケティングとイラストレーションのスキルを複合させ、「お絵かきマーケター」として様々な案件の集客サポートを行う。

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