【機械学習】Google広告は放置!広告運用者がやる大きな間違え
Google広告の運用をするに当たって、
広告運用者やWebディレクターはいつでも成果をクライアントから求められます。
成果を出すためにキャンペーンやアカウント構造を毎日調整している人が多いと思います。
でもこれって実は逆効果。
キャンペーン構造やアカウント構造の変更を毎日行うことは、
「私成果出しません!」って言っているようなものです。
なぜキャンペーン構造やアカウント構造を構成すると成果が出づらいか?
今回は広告運用者やWebディレクターがやってしまう間違えについてお話ししていきたいと思います。
まず知って欲しい。Webの仕事は接客業じゃない!!
なぜ広告運用者やWebディレクターが毎日コロコロキャンペーン構造を変えるのか・・・。
これって根本的な話しになってくるのですが、
何か常に動いていれば仕事と思う人、多いのではないでしょうか?
これって、僕らの成長過程からなる問題なんですよね・・・。
高校生のときにやっていたバイトは全て接客ではありませんでしたか?
僕たちは高校生になってから大半はアルバイトを始めます。
そのアルバイトでは、おそらく接客業で常に動き回って、身体を動かしている人が
多かったのではないでしょうか?
そして、身体を動かしてお客様をおもてなしすることが仕事だと
潜在意識にすり込みますよね?笑
てなると、社会人になってからも仕事は動き回らなければいけない、
常に何かをしていなくてはいけないという観点になるのではないでしょうか?
常に動き回る感性を一旦リセットしましょう!
常に動いてないと、罪悪感ありますよね?
タスクがないとなんだかやるせない・・・。
それめーっちゃわかります。
僕もそうでした。だから初めて広告運用をやったときには
キーワードの調整や広告グループの見直し、除外設定を淡々とやって
一日を乗り過ごしてました。。。
でも、これってやったフリなんですよね。
実際成果が出なければやってないのと同じ。
いくらパソコンを必死に叩いていても成果が改善されなければやっていないのと同じです。
それは運用者であろうと、ディレクターであろうと同じことです。
運用者はキャンペーン構造をコロコロ変えるのが仕事、
ディレクターは運用者に自分のやり方を伝え毎日自分のディレクションに沿って動いてもらうのが仕事。
こうなるとデススパイラル・・・。
まず、Webを知るためにも動き回る、とにかく何かをやってるはやめたほうがいいです。
しっかり椅子に腰を据えて考えてみてください!
では本題に移ります!!
キャンペーン構造を毎日変えるのは逆効果な理由
僕は人もアルゴリズムを基本設計はほとんど変わらないと思います。
例えば、上司からあれやって、これやってっていろんなことを二転三転させられてしまうと、
疲れて、仕事を覚えるどころではありませんよね?
アルゴリズムも同じです。
ちゃんと指標やプロセス(セグメントやKWなど)を設定して、
いざ機械学習するぞ!!ってなったのに、
一日で指標をコロコロ変えられたらうまく学習を行えないですよね?
Googleの学習期間は5日とされています。
優秀ですね(笑)
5日で指標を学習してその指標に合わせて成果を獲得するので、
5日も待てない人は広告運用向かないですね。
機械学習をさせるために少し時間を置きませんか?
せっかちになって、調整調整ってやってるとうまく学習をしません。
せっかちな人は広告運用どころかWeb業界は向かないです。
しかし、クライアントの立場になったら、お金をかけているのですから、
成果が早く見える形になって欲しいものです。
そもそもクライアントが機械学習のロジックを知らなければ、
話しになりませんので、営業やディレクションは仕事を取る前には
必ず「機械学習させるために期間を要する」という旨を伝えましょう!
運用がスムーズに進まないのはGoogleのせいでも、会社のせいでもありません。
仕事を取ってくるスタンス、さらにはディレクションの知見の問題になります。
成果をひたすらストーカーのごとく追いかけることは
今のWeb業界には合わないやり方です。
成果を出すためには充分な学習期間が必要なのです。
「昔はこうやったら成果がでた」は昔の話しなので材料にはなりますが、
それが全てではありません。
経験+知識+トレンド
この3つの要素のバランスになります。
Google広告で成果を出すためのポイント
僕はこの記事でテクニックやキャンペーン構造のお話しはしません。
大切なのは運用者やディレクターのマインドです。
時代が変化しているのです。
人が動いて、自分の都合で契約を取りに行く時代は終わりです。
ものがたくさん溢れている世界です。
欲しい人が欲しい時に買えばいいのです。
ユーザーファーストです。
Googleはユーザーファーストを完璧に理解している統計学プラットフォームです。
何が一番ユーザーファーストなのかを学習し続けます。
リスティングだったら0.1秒に700個の学習シグナルを飛ばします。
0.1秒の世界に人間が勝てるわけがありません。
広告運用者やWebディレクターがやってしまう間違いとは
自分の力で成果が出せると思い込んでしまう。
ということです。
これが一番痛いです。
デザイナーやエンジニアだったらわかります。
しかし、Webマーケターは自分の力で成果をあげることはできません!
AI、アルゴリズムの力を借りて初めて成果が出てきます。
つまり全て自分でコントロールしようとすること自体、間違っているのです。
自分でコントロールできるものは少ないです。
強いていうなら自分でコントロールできるものは
自分のマインドくらいです。
全て自分でコントロールするのではなく、
AI、アルゴリズムに力を借りて成果を出すという考えにシフトしてみてはいかがでしょうか?
ほしむらまひろ
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