【Google広告】品質スコアを上げるための簡単な方法

GoogleAdwordsでキーワードの品質スコアが上がらない。
CPCが高騰してしまう・・・。上位表示されづらい・・・。
などの悩みを当記事で解消していただければ幸いです。
実は、品質スコアが上がらない原因はとてもシンプルな内容です。
前回の記事では、キーワードの優先順位が低いという話しをしました。
そして、重要視する部分は「キーワードと広告の関連性」という話しをしました。
今回は具体的にどのように関連性を高めるのかをお話ししていきます!
※前回の記事を読んでいない人は前回の記事から読むと話がわかりやすいです。
広告とLPの関連性を高める「キーワードプランナー」
みなさんもご存知の「キーワードプランナー」です。
このキーワードプランナーの機能はとても優秀で、キーワードに対しての月間検索ボリュームや入札の最高額のデータを調べることができます。
リスティング広告だけではなく、Web集客をする際には欠かせないツールとなります。
SEO対策にも、リスティング広告運用にも、便利なツールとなります。
キーワードプランナーにログインをすると、下記の画面になります。
恐らくリスティング広告運用者であれば右側の「検索ボリュームと予測データを確認する」という欄をよく使用するかと思います。
右側をクリックして、キーワードを入力すると、運用している広告に合わせて、シミュレーションを出してくれます。かなり便利な機能です。しかし、ここでキーワードを入力して、シミュレーションでコンバージョンの獲得が良いキーワードを入札すれば、獲得が上がるというわけではありません。
ここで表示されるのは「あくまでシミュレーション」であって、精度は正直よくありません。ちなみに、上記のスクショで使用しているアカウントは医療系の広告アカウントなので、そこで「リスティング広告」というキーワードでコンバージョンが3件上がるというのは信憑性が低いですよね?ここで表示されるシミュレーションはあくまで対象のアカウントの成果を元に出しているものなので、実際の獲得とはほぼ関係はありません。
なので、僕がこの機能を使うときは、レポートを作るときだけです(笑)
広告とLPの関連性を高めるために必要な機能は「新しいキーワードを見つける」の方です。
LPの関連キーワードを抽出しよう!
先ほどの画面の「新しいキーワードを見つける」をクリックすると下の画像のように、「キーワードから開始」と「ウェブサイトから開始」の二つの項目が表示されます。今回は「LPの関連ワードを抽出」したいので、「ウェブサイトから開始」を選択します。
「ウェブサイトから開始」を選択し、ドメインを入力いただき、「このページのみ使用」を選択していただくと、そのページに関連しているキーワードの一覧が表示されます。
ここで表示されるキーワードがそのページに関連しているキーワードの一覧となります。今回はhttps://infecteureka.biz/risting/risting-yusen/こちらのページのデータを抽出させていただきました。そして、この関連キーワードはただページを検出して抽出しているわけではありません。
「Googleがインデックス、もしくはクロールしたデータを返している」ので、Googleのアルゴリズムが認識しているページの関連キーワードになります。
すでにこの機能を使っている方で、ただページを検出して抽出していると思っていた方。もし仮にそれだったらこのスピードでユーザー側にレンダリングするのは不可能です。そのことから、Googleがインデックスしているデータを元に関連キーワードを返しているという方が理に適ってますよね?
実際に抽出したデータを使用してみよう!
抽出したデータがGoogleがクロールしたデータだということがわかりました。次は実際に抽出したキーワードを使用するフェーズに入っていきます。
抽出したキーワードを使用する箇所は2点となり、必ず2点に抽出したキーワードを記載してください。
抽出したデータを使用する箇所
優先順位1:広告文
優先順位2:入札キーワード
※抽出したキーワードをできるだけ使用し、広告文を作成してください。
→入札キーワードのみの使用は関連性が向上しない可能性がありますので
抽出したキーワードを入札キーワードに使用する際は、
必ず広告文に抽出キーワードを追記してください。
まず、AdRankを決める指標として、
①キーワードと広告の関連性
が上げられます。
ここでいう「広告」とは、広告文とLPになります。
そもそも、この「広告」=広告文とLPの関連性が高くないとAdRankが著しく低下する恐れがあります。
極端な例ですが、ルイヴィトンのLPなのに、広告文には「今ならGUCCI半額キャンペーン」みたいな文章が記載してあったら、そもそも詐欺になりますよね(笑)
なので、LPと広告文の関連性を高めましょうっていう当たり前の話しですね(笑)
ただ、LP内を判断しているのは人間ではなく機械なので、機械にうまく広告の関連性を認識させるツールとしてキーワードプランナーを使用するのが有効な手段となります。
抽出したキーワードを有効活用しよう!
抽出したキーワードはもちろん、LP内にも起用することができます。
広告文に抽出したキーワードを盛り込み、入札キーワードに抽出したキーワードを追加することで、広告とキーワードの関連性が高まります。そして抽出したキーワードをLP内に追記・増加を行うことにより、さらに関連性が高まり、今後の広告運用が左右されます。
下記の図を見てください。
AdRankを高める要素として、「キーワードと広告の関連性」と説明しました。
それぞれの関連性を高める方法として、キーワードプランナーを紹介しました。
ですが、ここで私たち運用者がコントロールできない部分が一つあります。
「検索キーワード」です。
検索キーワードはあくまでユーザーが検索するときに使用するキーワードなので、コントロールすることができません。
しかし、逆に他の3つはコントロールができるということです。
「入札キーワード」「広告文」「ランディングページ」はコントロールできます!
そしてコントロールと言っても、細かい調整などではなく、「ただ関連性を高めるだけ」です。
関連性を高めるための3つの要素に抽出キーワードを盛り込むことが運用するうえで最優先事項になります。
3つの要素の関連性を高めるために推奨している設定方法は下記となります。
3つの要素の関連性を高めるために推奨している設定方法
【①広告文とランディングページ】
→抽出したキーワードで検索ボリュームが多いキーワードや特に狙いたいキーワードを広告文の見出しの一番左側に記載する。ディスクリプションには検索ボリュームが多いキーワードや特に狙いたいキーワードを文頭と文中にそれぞれ1回ずつ使用をする。ランディングページ内には重要タグ内に必ずキーワードを含み、<body>内のテキストには最低でも5回~10回程はキーワードを使用する。
【②広告文と入札キーワード】
→抽出したキーワードで検索ボリュームが多いキーワードや特に狙いたいキーワードを広告文の見出しの一番左側に記載する。抽出したキーワードがビッグワードの場合は完全一致で入札、テールワードの場合は必ず部分一致で拡張させる。※狙いたいキーワードがテールワードの場合、フレーズ一致や絞りこみ部分一致にしてしまうとキーワードの拡張が弱くなるため、関連性は上がる可能性はありますが、流入が減少します。逆にビッグワードで部分一致をしてしまうと、キーワードの拡張が大きくなるため、関連性が低いクエリを拾ってくる可能性があります。必ずビッグワードは完全一致、テールワードは部分一致で設定してください。
【③入札キーワードとランディングページ】
上記の①と②を行うことで自然と紐づきます。
上記をしっかりと行うことで、最終的に入札キーワードの品質スコアに反映されます。
最短で1週間くらいで成果が出始めます。
上記の方法を試している1週間は必ず、キーワードの削除やキャンペーン、広告グループの変更はしないでください。Googleの機械学習が行われる期間は最長で5日かかります。その間に内容を変更してしまうと、うまく機械学習が行われない場合があります。
関連性を高めて日々の無駄な調整時間を減らそう!
上記の関連性を高める方法を行うことにより、品質スコアが上がり、CPCが低く配信が可能になることが期待できます。CPCが低い水準で運用ができたら、今度は入札戦略を「コンバージョン最大化」に変更をすることにより、運用がほぼ自動化します。運用をほぼ自動化すれば、工数が減り、自分の時間が増えます。
GoogleAdwordsを運用する際に意識してほしいことがあります。
「機械学習を行いやすい構造を作る」ということです。
今回紹介した内容はあくまで機械学習を行いやすい構造を作る一つの手段です。
機械学習を行いやすい構造を作り、コンバージョン最大化を行うことにより、自動で成果が向上します。
なので、広告運用者がやることは極端に減ります。
仕事がなくなってしまうかもしれません。
しかし、僕たち広告運用者の目的は成果の最大化ですので、日々の調整をするのが仕事ではありません。
広告運用者のKPIとは「機械学習を行いやすい構造を作る」ことだと思っております。
成果が自動的に出れば、クライアントは代理店やフリーランスを使う意味がなくなりますが、成果が悪くなれば、また依頼は来ますし、もしかしたら案件の紹介もあるかもしれません。成果を出すことに悪いと思う人はいないと思います。なので、無駄な調整を日々行うよりも効率的に成果を上げることが、案件の途切れない広告運用者だと考えております。
今回は読んでいただき誠にありがとうございます。次回は自動入札について説明していきたいと思います!
ほしむらまひろ
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