厄介なクライアントの対処法伝授します!

厄介なクライアントは仕事をしているとどうしても現れますよね。
フリーランスだったらなおさら足元を見られるので厄介なクライアントが多いと思います。
実際僕も1年で30社以上のクライアントを担当してきましたが、
半数以上は厄介なクライアント(モンスタークライアント)でした。
本当に小さいことから、場合によっては人格を指摘してくるクライアントもいます。
こんな厄介なクライアントばかりに当たると仕事をやっている意味がわからなくなります。
ちなみに僕ら世代(20代前半)はWeb業界にほとんどいません。。。
これも厄介なクライアントが増えているせいだと思っています。
同世代が少ないのは少し寂しい気がします。
皆さんは厄介なクライアントに当たっているでしょうか?
僕は厄介なクライアントのせいでWebを嫌いにならないで欲しいと思っております。
Web自体は何も悪くありません。
そしてWebは無限大の可能性を秘めていることも覚えておいてください。
厄介なクライアントというのは、
Webの可能性を信じていない人たちだと僕は思っています。
今回はそんな厄介なクライアントの対処法を伝授したいと思います。
そもそもなんでWeb業界に厄介なクライアントが多いのか?
僕はWeb業界にきてすごく感じたのが、
「厄介なクライアントが異様に多い」ということでした。
元々金融業界出身でしたのでそこまで厄介なクライアントに当たったことがありません。
逆に「お金を増やしてくれてありがとう!」と感謝されることが多かったです。
Web業界にきてからはクライアントに感謝されることがほとんどなくなりました。
これってなんでだと思いますか?
大きな要因としては、3つあります。
①無形商材のため成果がわからない、もしくは成果が間接的
無形商材のため成果がわからなかったり、成果が間接的であることが大きな要因だと考えております。
例えば金融であれば、成果が目に見えやすいですよね?
元々僕はディーリング部門に勤めておりました。
1年でディーリング部門5人で叩き出した利益は約10億ほど。
元本は1億程度でした。
そうなると、元本の10倍になってますので、成果が見えやすいですよね?
逆にWebではどうでしょうか?
100万の広告費で100件CVをあげたとしましょう。
それが1件100円の粗利であれば、1万円しか利益にならないので
マイナス99万円です。
1件10万の粗利だとしたら、利益は1000万円。
プラス900万の利益です。
後者のパターンだと、利益が目に見えてわかりますので、
クライアントにとって相当プラスだということがわかります。
ただ、後者の結果を出し続けていたらどうでしょうか?
それがニュートラルになり、もっともっと成果が欲しいと考えます。
そして、毎月900万の粗利が出ることを当たり前のように思ってしまい、
来期の売り上げに勝手に反映されているケースがあるのです。
Webと金融の大きな違いは「限界値を知っているか知らないか」ということです。
流石に株式投資で、毎月900万の利益をあげていたら、すごい!!ってなるかもしれませんが、
Webで900万の利益が出ていてもすごい!!ってなるクライアントが少ないです。
これは、限界値を知っているか知らないか差です。
限界値を知らない原因としましては、
「競合の数値が見えない」ということがあげられます。
例えば、Webでの売り上げがよくても、中々競合に勝てない・・・。
これをWebの売り上げのせいにされることがあります。
「競合がもしかしたら100万の広告費で1000万以上の利益をあげているかもしれない」と
人間の良からぬ心理が働くのです。
無形商材である+競合指標がわからないのが厄介なクライアントを産む大きな要因です。
②営業と違って動き回っていないので、仕事上満足がいかない
僕たちアフィリエイターやフリーランスは世の中から、結構痛い目で見られることが多いです。
「自由に仕事をやりやがって」
「何も苦労していないくせに」
なんて言われることは多々あります。
これは古き悪いき概念です。
何も身体を動かして、汗水流して働くのが仕事ではありません。
にも関わらず、毎週週報や月次レポートをしっかりと出さないとクライアントに
めっちゃ叱られるケースがあります。
これは成果を出していてもです。
成果を出しているのであればいいと思うのですが、
動いていない、もしくは動いていることが見えないことが
問題視され、成果を見てもらえなくなります。
③正解がないのに正解を求めようとする
Webは正解がありません。
SEOだって、コンテンツをたくさん更新しているのに
上位表示されないケースもあれば、5記事しか書いていないのに
上位表示されるサイトもあります。
これは常にGoogleのトレンドが変わっているからであって
SEOコンサルタントやデザイナー、コーダーが悪いわけではありません。
昔のデータをマニュアル化して、それが正解と思ってしまうので
それに反してしまうと即座にクレームに繋がります。
大きな3つの要因は時が経たないと解決しない問題だと僕は考えています。
多様化した世の中と言えど、
多様化する前に根本が固まってしまった担当者だと
多様化も受け入れてもらえないでしょう。
なので、僕はこういったクライアントは多様化の産物だと考えています。
厄介なクライアントは多様化の産物
まず厄介なクラインアントは多様化する時代の中で生み出された産物であると僕は考えております。
多様化は「時代の多様化」も意味します。
上記の厄介なクライアントを産む大きな要因3つは
「時代の差」が大きく影響するのではないでしょうか?
・100万稼げたら1000万稼げるぞ!という根も葉もない根性論
・汗水流せば絶対に努力は報われるという精神論
・絶対に正解はあるという正義論
これは先人たちが今の時代を作るために行ってきた論理です。
これを否定すると今の時代の僕たちは成り立ちません。
厄介なクライアントは時代の産物です。
彼らがいたからこそ、僕たちは今多様性として
今の時代と昔の時代を比較することができるのです。
昔と今との比較対象ができたとしか思わない
昔が正解、今が正解というのはありません。
それぞれの時代があって今があります。
人間が揉める理由は「どちらが正解か」ということから始まります。
自分の正解に合わないと相手は敵になります。
そうなればクリエイティビティは著しく低下しますね。
厄介なクライアントはムカつきますけど、
それはそれ、自分は自分。
もし案件がなくなるようであれば、仕方ありません。
100%出し切ってもクレームをいってくるようであれば、
そんなことに労力を使う意味はありませんので
その労力を割くくらいでしたら、自分を必要としてくれる環境に飛び込みましょう!
僕も少し前までそうでした!
クライアントだけではなく、上司も厄介でした。
僕が100%やっていてもダメ出ししかしない環境ではいても無駄ですから
即座に会社をやめましたねw
厄介なクライアントはどこにいっても厄介
本当に厄介なクライアントはどこにいっても、誰が担当しても厄介です。
自分だけが詰められているのだと思わないでください。
相手がサイバーエージェントでも電通でも厄介なクライアントは厄介です。
きっとそんな厄介なクライアントはどんなに成果を出しても
文句しか言われないでしょうね。
だったら程よいくらいに仕事をして、自分を求めているクライアントに注力しましょう!
どうしても厄介なクライアントに腹が立つ時
それでもやっぱり厄介なクライアントに腹が経つケースがあります。
そのときは深呼吸して下記を行いましょう。
・即レスしない
・愚痴ではなく方向性を相談する(誰でもいいので)
・相手がどんな意図で文句を言ってくるのかを一晩考える
→一晩考えたら、もう考えない
・「何が言いたいのか教えてください!」を下から目線で連呼する
・歯向かわずに同意する
この5点に限ります。
それでも話しができなく、距離が縮められないようでしたら、
もう相手はこっち側に対してフィルターを持っているので
フィルターは時間が経たないと解消されません。
なので、時間が経つのを待ちましょう。
それでリプレイスになるのであれば仕方ないです。。。
Webの仕事ではクライアントとのやりとりも大切です。
クライアントの仲で大きな仕事が決まるのは間違いありませんので
そこは見極める必要があります。
一回飲んでみたら変わるかもしれませんね。
結局人と人との関係の延長で会社間の取引があります。
全ては個人間のやりとりが重要となってきます。
一歩下がって厄介なクライアントを見つめてみてはいかがでしょうか?
ほしむらまひろ
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