人はなんのために生きているのか|自分がわからなくなったら読むコラム

あけましておめでとうございます!
新年からすっごいヘビーな内容でコラムを書いております(笑)
先日Yahoo知恵袋を見てこんな質問がありました。
「人はなんのために生きるのか?」
恐らく本コラムを開いた皆さんは「なんのために生きるのか?」ということを考えていらっしゃる方だと思います。
さて「人はなんのために生きるのか?」こんなアバウトな疑問に対して、僕は偉人でもなければ大成功を収めて人間ではないので、みなさんの課題を解決できるかわかりませんが、生きるというのは人生で最も難しいことだと思います。
「生きる」という定義から見ていきましょう。

1.そもそも生きるとは?

Photo of Man Wearing Gray Shirt Near Sea
「生きる」=人や動物が、生命を保ち活動できる状態にあること。※Wikipedia参照
つまり「生きる」とは生命を保ち活動できる「状態」なのです。
生きるというのは事柄や心情ではなく「状態」です。
ので、正直意味はありません。(笑)
そうなってしまっているものであって私たちが無意識にどうこうできるものではありません。
生物が空腹になったり、眠くなったりするのと同じくらい「生」は当たり前にあります。
意味を考えたところでそこにあるから仕方ないのです。
人間以外の生命体は生きる意味を考えないでしょう。
生きることはむずかしいことであって最も身近なものだと考えております。
生きるというのは目的ではなく状態です。

2.私たちはなぜ生きる意味を探してしまうのか

person standing on rock outdoors
私たちはなぜ生きる意味を探してしまうのか・・・。
答えは単純で「人間だから」です。
上記でもお話ししましたが生きる意味を考える生物は人間以外存在しないでしょう。
これは脳が発達し、集団生活のなかで適応するために「意味」「原因」を探そうとするのです。
生物の本能は「生き残る」ということです。
しかし、人間には天敵がいないため、他の生物から身を守るためではなく、同じ人間社会において適応することが「生き残る」ということになります。
この「生き残る」ために現代の人間は「承認欲求」が発達しました。
つまり人間というのはたくさんの人に認められることに対して生きている実感が沸く生物ということが述べられます。
承認欲求を満たすために自分がどう生きれば他人に認めてもらえるかを考えてその結果で「生きる意味」を考えるのです。

2-1.生きる意味が分からなくなってしまったら

Woman Sitting Near Wall
生きる意味は「生き残る」ために社会や他人に認められることと簡単に述べてしまいましたが、実際に認められることは大変なことです。
便利になった反面、人は他人に興味を持ちづらくなり、より一層「孤独」を感じる時代になりました。
現在孤独を感じているあなた、そして生きる意味がわからなくなってしまったあなた。
もちろんその理由は人それぞれだと思います。
友人や恋人などの大切な人に傷つけられてしまったり、自分の気持ちを発言できなかったり。
しかし、傷つけた人は傷つけた相手のことなど全く考えていないのも、世の中の悲しい事実です。
そんな悲しい現実を知ってしまったあなただから孤独を感じてしまっているのではないですか?
よく色々な記事を見ますがどの記事も「ポジティブになりましょう!」ということしか書いていません。
でも僕はそこまで無理やりなことは言いません。
でもここで考えてほしいのは「果たして、自分の生きる意味やあり方や自分自身の存在を考えることはネガティブなのか?」ということです。
僕は生きること、自分のありかたについて考え、悩むことは全くネガティブだとは思っていません。
現代の道徳が薄れている世界だからこそ、自分のありかたや生きる意味などを考えることはネガティブとされていますが、実は古代のローマ人は基本暇だったことから暇さえあれば生き方や自分のありかた、人間のありかたを考える文化が根付いていました。
そこから生まれたのがソクラテスが説く「原因論」です。
「原因論」というのは「過去⇒現在⇒未来」という流れで考える理論であり現代の日本に深く根付いている考え方です。
つまり「過去に○○があって現在の自分がいて、その影響から将来が作られている」といった考え方です。
つまり原因はすべて過去にあるといった考え方です。
この「原因論」は「原因から答えを求める」といったもので実は生きる意味がわからなくなってしまった人は原因論にとらわれてしまっている傾向にあります。
どうしても生きる意味がわからなくなってしまったら原因論ではなく「目的論」で考えてみてはいかがでしょうか。

2-2.目的論から考える生きる意味

Woman in White Long Sleeve Shirt Standing Near White and Gray House during Daytime
さて、「目的論」とは一体どんなことでしょう。
目的論とはそのままの意味で「目的があるから今○○をしている」といった考え方です。
・原因論=過去追究型
・目的論=未来追求型
と分けられます。
原因論と目的論の大きな違いは「過去を追及しているか」「未来を追及しているか」の違いです。
原因論から生きる意味を考えたときに「私は過去に○○だったから、現在○○である。過去に○○でなければ・・・。」と自然に否定的な考え方になります。
目的論で生きる意味を考えたときに「私の目的は○○だから、現在○○である。つまり○○のために生きてるんだ・・・。」と自然に肯定的な考え方になります。
大切なのは過去を追及しているか、未来を追及しているかの違いです。

3.最後に

Woman Standing on Yellow Flower Fields
過去に生きるか、未来に生きるかはあなた次第ですが、一つ考えてください。
「生きる意味を追求しているあなたは自分自身と向き合っている証拠」です。
解決策が見つからなくても、生きる意味が見つからなくてもいいんです!
大切なのは「自分と向き合うこと」なのですから。
僕は学生時代からずっと孤独を感じていました。
もちろん今も周りにたくさんの人が集まっているわけでもなく、恋人やパートナーがいるわけでもなく、縁もゆかりもない誰も知っている人がいない地域に住んでいて周りからは「孤独だ」とか「寂しいやつだ」とか言われます。
確かに寂しいなと感じることもありますが、メリットなのは「自分と向き合う時間が周りの倍以上ある」ということです。
人の課題は「孤独とどう向き合うか」だと考えております。
寂しさを他人で埋めようとしても、孤独はいつでも襲ってきます。
でも孤独を感じるのは「自分自身と仲良くなってないから」だと思っております。
自分自身と仲良くなる。
つまり自分を肯定するということになります。
もっともっと自分に優しくして、自分を肯定してみてはいかがでしょうか?
生きる意味は過去でも未来でもなく「自分の中にある」と思っています。
自分が本当はなにがしたいのか、自分は本当は何者なのか。
これを追及することで生き方が見えてきます。

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ほしむらまひろ

お絵かきマーケター。現代アーティスト/イラストレーター/Webマーケター/Webデザイナーとして活動中。純金先物販売→トレーダー→保険会社→広告代理店の経験を経て、某Web制作会社を設立。2021年にアートの道に転身。現在はWebマーケティングとイラストレーションのスキルを複合させ、「お絵かきマーケター」として様々な案件の集客サポートを行う。

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